「20SALTIGA20000-H & ショアスパルタンBT83XXXH "津軽海峡クロマグロキャスティング挑戦"」瀬川良太

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こんにちは、ダイワフィールドテスターの瀬川良太です。

8月初めに津軽海峡のクロマグロ釣りに初めて挑戦してきました。本格的なオフショア遠征も初めてです。
タックルはショアの釣りで絶大な信頼を寄せる20SALTIGA20000-HとショアスパルタンBT83XXXH。

今回は今後のために短い期間でどれだけの事を感じられるか、また知識経験を吸収できるか、という事に注力していました。なので事前の勉強はなしのまっさらな状態で行ってきました。

近々もう一度アタックするので今回の気付きを記録しておきます。

"マグロは目がいい?"
ザイロンの有無でヒット率に差が出る。
誘い出しでダイペンのサイレントジャークにはヒットなし。泡に隠すとヒットする。誘い出しではダイビングポッパーにヒットが集中する。

"反射神経がすごくいい?"
竿を立てて上向きのプレッシャーがかかっている時はなぜか潜らず、すぐ船べりまで寄る。そのままネットインも可能(25-40kgサイズ)。同サイズの魚でも竿が水平もしくはそれ以下の角度になるとその瞬間に鋭く突っ込む。竿を起こせば止まり、寝かしたままだと10mほどラインを出す(ドラグ10kg強)
これがマグロの習性なら大型になっても竿を立ててる事がキモなるのかも?最低でも35度は維持したい感じ。ヒラマサやGTとの1番の違いはこれだった。

"100kgクラスでも意外とラインを出されない"
水深120m付近の海峡でかけた魚が大きかった。それでも20SALTIGA20000-Hドラグ23kg(リールのドラグはまだまだ余裕有り)で40数mで止まってこちらに向かってきた。魚までの距離を20mまで詰めるのに7分(直線ファイト時にラインをギンバルに当ててしまいブレイク。悔やまれる)。

"マグロを釣るにはマグロロッドがいい"
竿を立て続ける事が最重要だとするなら、マグロが真下に入った時に竿を立てて我慢できる竿じゃないとファイトが長引くと感じた。今回使用したショアスパルタンBT83XXXHはバットが硬すぎて竿を立て続けられなかった。ラインが船の下に鋭角に入る時は竿を下に向けていた。ラインが鋭角になる事はショアでは起こらないので経験と力量不足がもろに出たが、弧を描きながら自分で寄ってくるマグロに対してはバットで寄せて浮かす性能よりも、竿を立ててられる粘り強さが必要だと感じた。今回はたまたま騙し騙しファイトできるサイズだったが、超巨大サイズには絶対通用しない気がする。

"ギンバルの位置"
股下に落とせるタイプじゃないと竿じりがずり上がってきて竿の角度を維持できない

"ドラグ設定"
20SALTIGA20000-HはドラグMAX30kg!!強いドラグはファイト初期に魚を走らせないという部分で有効。しかしながら、竿を立て続けられて体力を温存できるくらいに留めておいた方が様々なサイズに対応できそうだしファイトタイムも結果的に短くなりそう。足りない時はハンドドラグで対処する

次回は以上の気付きを検証してきます。検証できたら先輩方の話を聞き始めてすり合わせもしていきたいと思います。
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