五島海域 春の大政攻略!<SALTIGA ダイブ★スター 220F> 末永知也

7D46D127-C989-4D30-B8FF-9ABA630319DE.jpeg
DAIWAフィールドテスター末永です。

九州北部が春のヒラマサ最盛期を迎えた4月、長崎県 平戸・幸漁丸さんに行ってきました。

朝イチ、この日に起こり得るあらゆる状況を想定し、全て8号をセットしていたキャスティングタックルの中の1台、セルテートSW14000-XHのスプールを、6号をセットした「SLP WORKS 20SALTIGAスプール14000」に変更。これがこの日の唯一のチャンスを掴む一手となりました。

この日はべた凪というコンディションが影響してか、キャスティングにおいては1日を通し渋い状況が続きましたが、ポイント移動を繰り返し、後半のポイントに到着したタイミング、船から離れた位置でナブラが発生!!

すかさず船長がその位置に船を走らせましたが、ベタ凪というプレッシャーもあり、船が近づくとナブラは沈みました。
これ以上近づくと、さらに魚にプレッシャーを与え、その数秒かコンマ数秒で、魚も完全に沈んでしまうと船長も判断、船を止めます。

フルキャストで届くか届かないかの距離!

LC(ロングキャスト)-ABS搭載のソルティガスプールの圧倒的な飛距離と、逆風フルキャストでもトラブルレスな性能!フルキャストしたソルティガ ダイブ☆スター220Fが、ナブラが起きた真横に着水!

からの1ジャークめに勢いよく水柱があがってヒット!!

ヒット後は、G1ジュラルミンタフデジギアを内蔵したモノコックボディのセルテートSW14000-XHのトルクで難なく寄せてランディング。
18キロの大政キャッチとなりました。
正直なところ、遠いな...と思ったのですが、ランディング後に岩崎船長に聞いたら「末ちゃんなら届かせられると信じてた。」と嬉しい一言。

朝イチ、これまでの経験と、その日の潮、船長が攻めるポイントから1日をイメージしてタックルをセットした事。

昨年1年をかけて改善したキャスティングフォームと、そのフォームでのキャスティング精度と飛距離を上げる日々近場の防波堤などで行ってきた練習。

そして、長年かけて築き上げた船長との信頼関係があってキャッチできた一本でした。

春は大型のヒットも高いですが、水深が比較的深く、広範囲なエリアでナブラが起きることが多く、この場合は飛距離が重要となります。
ソルティガ、セルテートSW、カルディアSWには LC-ABSスプールが搭載されており、飛距離、トラブル回避性が高く、今回のような状況で大きな武器となります。

併せて、X45フルシールドを搭載したソルティガCシリーズも、圧倒的なロングキャストを可能としてくれます。

今回の一本は、1日の中で起きた、ほんの数秒のチャンスを、タックルの高い性能もあってモノにできたと実感できた一本でした。

<使用タックル>
ROD: ソルティガ C83-6
REEL: セルテートSW 14000-XH
LINE: UVF ソルティガセンサー12ブレイドEX+Si 6号+ソルティガナイロンリーダー130lb
LURE: ソルティガ ダイブ★スター 220F

PREV

「THEフィッシング裏話」

NEXT

「スプール底面形状とスプール糸留めピンの必要性」