「20SALTIGA 8000-P & SALTIGA Rシリーズ 茨城沖 冬のワラサジギング」 栗山佳尚

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2020年の冬期、地元茨城のワラサジギングは例年より遅めに始まった。
例年ということは通用しないのが近年ではあるが...。


冬場は特に時化が多い海域なので出船出来ない日も多く、天候と行けるタイミングが合うか合わずか?!で釣果も左右されてしまう。
今季も11月から数回出船するも安定した釣果が出せなかった。
遅めに始まった要因として潮流の影響で水温変化が多く急激な水温低下で不安定な状況に悩まされた。

しかし、12月中旬から水温も17度を超える潮流が差し、海さえ落ち着けば、釣果が出るようになった。
狙う水深は60m以深がメイン!


乗り合い船で釣りかたの基本は魚探でベイトや魚影を捉え直接的にアプローチしていく、反応がなければ次の反応への繰り返し!
船長の合図で素早くジグを投入し狙う水深へ沈め素早く巻いてリアクションを誘う!


各船宿の釣果報告に「巻きが合う...、巻きが...」といった状況がでているが、ロッドワークによるアクションよりもリールを巻く!リーリーングスピードとストップで間をつくり、喰わせる!
とにかく素早くリールを巻き、その巻きスピードでジグを操ることで釣果をあげることができる。
ワンピッチでも食い気が高い群れ、高活性な群れに当たれば充分にヒットするが、意外にこれに反応しないことも多いのがこの海域の特徴かもしれない。
巻き!...巻きがわかり難いかもしれないが、回収時のただ巻き...回収巻きでヒットしてくるといえばイメージしやすいかもしれない。

さて、この巻きだが...。
おそらくこの海域の乗り合いで釣行されたアングラーは船長たちから巻きだ!巻き!とアドバイスや激を飛ばされたこと、耳にしたことも多いとおもう。
ヒラマサが混じる時期、ヒラマサを狙う時期やポイントではシャクリ、ジャークといったロッドワークでヒット率が変わってそれなりに経験しないと釣果も差がつくが、乗り合い船で多くのアングラーがイナダ、ワラサ等サイズを問わずしてジギングでの釣果、引き味を楽しめること!これがこの海域の魅力でもある。
其ゆえにイナダ、ワラサにしても派手なロッドワーク、アクションより比較的抑え気味なロッドワークでリールを巻くスピードの違いでヒット率が変わる情景、アングラーの動きを客観的に洞察し、船長たちは「巻き!」と表現していると思う。
ではただ巻いていれば釣れるのか?!といえばそうではなく、潮流や水深に合わせたタックルの選択、その日の適正な巻きスピードを見出だすことがヒットへの鍵となる...!

この海域でジギングをはじめて20年以上経過するも毎回同じがない。
それがジギングの面白みであり、悩ましいところだが身近に通えるフィールドへ釣行を重ねることで「ご当地の大物!!」を狙う釣行を今後も楽しみたい!

使用タックルは2セット
冬期のワラサ狙い、60~100mの水深でのセレクト!
ワラサ3~6キロクラスがアベレージ!
それ以上10キロクラスにも不安なく対抗でき、且つ引き味も充分に楽しめる。
基本的にどてら流しでのジギング!
SALTIGA R ハイレスポンスは船の流れが早い時、0.8ノット以上を目安に使用しています。キャストせず、足元へ投入して水深の半分くらいまで巻き上げて再度着底...。
潮流によって2回くらい落とし直す。
SALTIGA R ミッドレスポンスはこの海域特有?!緩い潮で船の流れも弱く船速も0.5ノット前後、それ以下で流れが悪い時に使用しています。
どちらもジグの動きを抑え気味に跳ねさせないように意識して肝心なのは着底からの立ち上がり、Touch & Go!
素早くリールを巻いてできるだけ糸を真っ直ぐに張って巻き込むように意識する。
違和感を感じたら巻きを止めストップを入れて間を作ることもヒットさせるコツです!

タックル1
【ロッド】
SALTIGA R J60S-3 HI(ハイレスポンス)
【リール】
20SALTIGA 8000-P
【ライン】
UVF PEデュラセンサー 2.5号
【リーダー】
SALTIGAショックリーダーtypeN 50lb


タックル2
【ロッド】
SALTIGA R J64S-3 MID(ミッドレスポンス)
【リール】
20SALTIGA 8000-P
【ライン】
UVF PEデュラセンサー 2.0号
【リーダー】
SALTIGAショックリーダーtypeN 50lb
【ジグ】...タックル1、2共通
MM ジグⅡ 150、200g
TBジグ160、180g
BSジグ150、190、210g


ジグのカラーはピンク系が定番で澄み潮時はシルバー系を選択
アシストフックはジグの幅に合わせて3/0~5/0を使用
細軸のライトがオススメだが、太軸の4/0、5/0でしっかりあわせる練習にもなるので敢えて使用しています。
リールを巻いてガンガンあわせるとワラサも怒って本領発揮!
重量感ある引きを楽しめる。
リーダーについて
気温が低い冬時期はFtypeは硬くなるのでNtypeナイロンがオススメ!

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