23SALTIGA 6000-H 玄界灘 春政 21kgを含む15kgオーバー3連発!! ウォーリー真

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皆様こんにちは、DAIWAフィールドテスターのウォーリー真(マック)です。さて、今回はNewリール23SALTIGA 6000-Hを使用した玄界灘の春政、大政3連発の様子を振り返りたいと思います。4月中旬の玄界灘、春を告げるビッグヒラマサのレポートが増える中、2023年3月にDAIWAより登場したSALTIGA6000番を持ち込みヒラマサキャスティングゲームに挑んだ。<今回使用したタックルはこちら>Rod: アウトレイジBR C81-5Reel: 23SALTIGA 6000-HLine: UVF SALTIGAセンサー 12braid EX+Si 4号SALTIGAナイロンリーダー70lbLure: SALTIGAラフライド140F ヒラマサチューン春のヒラマサは繊細だ。スモールベイトとタックルバランスについては、前の記事でDAIWAスタッフの山田くんが詳しく書いているので割愛するがベイトが小さい分、春はやはりテクニカルである。釣り開始1流し目、予想以上の潮流でルアーの馴染みが悪く、リーダーを80lbから70lbにシステムを組み直す。朝イチからリーダーを組み直すのは勇気のいる行為だが、ラインの浮力を減らした事によりだいぶ馴染みが良くなった。この日は同じプラグで5回フックセッティングを変えた。状況に応じたベストなセッティングは春の繊細な釣りには不可欠で少しでも外すとルアーの泳ぎが悪くなりモヤモヤバイト続きでヒットまで至らない事も多々ある。ルアーの様子をよく観察して、ドラグもしっかりセットして自己記録更新に備えたい。お陰で(?)この日3本の15kgオーバーに巡り合うことができたわけだが、その舞台裏には「23SALTIGA 6000-H」の存在があった。23SAlTIGA 6000-Hについてキャスティングゲームに特化した感想を述べるとすると、まず、注目すべきは「トラブルレスかつ軽快なキャストフィール」。ロングキャストABSスプール搭載のお陰で、PEラインをスプールギリギリまで巻いてもトラブルが起きずらいのがポイントだ。キャストを繰り返す事で出来るダマやほつれは、PE3号や4号でヒラマサを狙う上で非常にクリティカル(致命的)になる。キャスト前にふと見えてしまったPEラインの不安、これでは強気のファイトはできない。実釣中はPEラインの毛羽立ちが気になったらすぐシステムを組み直すのが基本だが、その回数が格段に減って終日釣りに集中する事ができた。度重なるラインシステムの組み直しはかなりのストレス。海がシケていれば下を向くと船酔いもするし、組み直し中にくるチャンスやジアイの逃しも極力無くしたい。キャストトラブルが少ない23SALTIGA 6000-Hを使用した事により、PEラインをベストの状態で終日管理する事ができたと思う。そして次に「ファイト中のタフさ、繊細さ」。特にドラグ性能と巻きのパワーに注目。ATDはカーボンワッシャーを採用しており、MAXドラグは15kg。ドラグノブを1クリック締めるごとに非常に細かな単位でドラグ負荷が調整されているのがよくわかる。滑り出しも良好。今回は水深35mラインにおいて、PE4号+70lbで約5kg ~5.5kgのドラグセットでファイトしたが限界のドラグセットで勝負をしなければいけない状況下でもリールに求められる役割を完璧にこなしてくれ、シャローエリアと瀬ギワの攻防をサポートしてくれた。特にこの日、2匹目のキャッチとなった17.7kgのヒラマサはファーストラン、セカンドラン、サードランと疲れ知らずでかなりラインを出される場面もあったが安定したドラグのお陰でラインの放出は最小限に抑える事ができ、強烈な頭の振りにもチリチリとドラグが対応していた。ドラグ性能は素晴らしかった。

そしてファイト中は、負荷がかかった厳しい状況でいかに少しでも巻けるか。

魚との距離をいかに少しでも詰められるかが勝敗の決め手となるヒラマサゲーム。アルミ製のフルメタルモノコックボディと、大口径G1ジェラルミン製タフデジギア、そして70mmの長いハンドルのコンボがファイト中の主導権を魚に渡さない。

今まで6000番と言うとアームの長さ65mmまでがギア強度の限界だったが今回の23SALTIGA 6000はギア強度UPにより、この壁を越えることに成功。PE4号+70lbで20キロオーバーのヒラマサを相手にするわけで、細糸でドラグがあまり掛けられないディスアドバンテージをアングラーが負わされる条件下、一進一退の攻防の場面で、「そのひと巻き」が出来るか出来ないかが勝負の分かれ目である。魚が止まった瞬間に巻く!一瞬でも止まったら巻く!これが出来るリールであった。この日3本目となる21.1kgはフックを伸ばされながらも、なんとかネットインまで持ち込む事ができたが、振り返ると、あの一瞬ランが止まった瞬間のゴリ巻きが出来きていなかったら...きっと頭はこっちに向けられずファイトタイムが伸びてフックが更に伸びていたか距離を詰めきれず最後は根ズレされていたかもしれない。正に23SAlTIGA 6000-Hの真価が発揮されて取れた、20キロオーバーだったと思う。また、エアドライブローター(アルミ製)採用によりローターの低慣性化と軽量化が図られたことも、小型プラグを使用する繊細なキャスティングゲームにVery good。その他にも細かいところだが、ベールの太さも4000,5000番は細く軽く感度重視、6000番は少し太く強度重視となっている。こう言った細部までまで今回のリールはかなり凝って作られているな、という印象を受けた。以上、このリールの素晴らしさは挙げたらキリがないが率直な感想として、ヒラマサゲームでは今までに考えられなかった次元の軽快さとタフさが両立しており、新しい次元の釣りが出来、結果として、15.7kg、17.7kg、 そして、21.1kgの大政を相手に細糸の攻防を制する事が出来た。

今までの常識を覆す道具の進化、正に「新時代のソルトウォーターゲームを切り開く」コンセプト通りのハイスペックタックル。勿論、ヒラマサのみならず、夏のカツオやシイラゲームをライトに、竿を曲げて楽しみたいという方にもマッチしているのではないかなと思う。キャスティング、ジギング兼用で考えてる場合はH、キャスティングオンリーならXHの選択肢もいいと思う。皆様にも是非、新次元の釣りを体験して頂きたい!

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