Ultimate2013年9月27日号

 

特集1

 

草深幸範、W.B.S.最終戦で3位入賞!!

金光忠美選手はビッグフィッシュ賞を獲得!!

 

DAIWA勢は全員クラシックの権利獲得!!

 

 去る9月14,15の2日間、土浦新港を起点に行われた2013年W.B.S.最終戦において、草深幸範・保延宏行チームは2日間フルリミットの10本を持ち込みトータルウェイト9,040gをマーク、堂々の3位入賞を果たしました。これで前回の優勝に続き、連続お立ち台。草深選手の後半戦の爆発振りは実に恐るべき勢いがありました。

また、金光忠実・速水孝将チームは初日、1,970gというモンスターを釣り上げビッグフッィシュ賞を獲得。日本中のトーナメントファンを「アッ」といわせました。

 初日は秋らしい爽やかな天気に恵まれた霞ケ浦水系ですが、2日目は台風18号の影響で暴風雨に。そんな中で草深選手は2日間、恋瀬川、本湖東岸、牛堀とローテーションして「秋の釣り」を展開。スピナーベイト、クランクベイトをメインに確実にキーパーを重ね、安定した戦いぶりで当初の最低目標だったクラシック権獲得を果たしました。それどころか、この入賞で草深選手の年間ランキングは6位に急上昇。シングルフィニッシュでレギュラーシーズンを終えることができたのです。

 年間ランキングでその上に位置するのが赤羽修弥選手。今年は目立つ成績は少なかったものの、年間5位という成績は、同選手の安定ぶりを示していると申せましょう。

 そして前述の金光選手が14位、一時はクラシック出場が危ぶまれていた橋本卓哉選手は最終戦で19位に滑り込み、これでDAIWA勢全員が10月12、13の両日開催されるクラシックへと駒を進めることになりました。

 DAIWA勢の活躍が大いに期待されるところです。

 

第四戦に続いて最終戦も三位とお立ち台をゲットした草深選手。 PHOTO:W.B.S.

 

 

草深選手のタックル

Tackle 1

ROD: DAIWA スティーズ 661MHRB-XTQ マシンガンキャスト タイプ II

REEL: DAIWA スティーズ 103SV

LURE: スピナーベイト 3/8DW

LINE: 14lb

 

Tackle 2

ROD: DAIWA スティーズ 661MRB-XTQ マシンガンキャスト タイプ I

REEL: DAIWA スティーズ 103SV

LURE: DAIWAジグスピナー+1/4ozジグヘッド+ドライブスティック4.5

LINE: 12lb

 

Tackle 3

ROD: DAIWA スティーズ 731MMHRB-LM スカイホーク

REEL:DAIWA ジリオン J-Dream 6.3

LURE:クランクベイト

LINE: 12lb

 

金光選手のビッグフィッシュタックル

ROD: DAIWA スティーズ 701MHXB-XTQ ハスラー 

REEL: DAIWA T3 SLP CUSTOM SVスプール

LINE: DAIWA モンスターブレイブ14lb

RIG:5gゼロダン

 

金光選手が園部川でモノにした1,970g。ホント、デカかったですよ。

 

これが1,970gフィッシュをもたらしたタックルです。

 

 

●シンカーとウェアウルフに助けられた今シーズン

 そんな草深選手に今シーズンのマネーベイト、マネータックルを聞いてみたところ、即座に返ってきた答えが 

スティーズ STZ661MFB-SV ウェアウルフ そして

バサーズ・ワームシンカー

 という実に玄人っぽいもの。その理由を聞いてみると激しく納得いたしました。それではご説明いたしましょう。

 最終戦は魚が横の動きに反応する季節になってきたので投入しませんでしたが、それまでの試合で草深選手がメインに使ったのがダウンショット。5gのいわばヘビダンです。これで霞ケ浦・北浦の杭やオダを攻めたというものですが、最近の霞ケ浦水系はそうカンタンではありません。繊細なメソッドを駆使しないと魚は口を使ってくれないのです。

 落ちパクの魚はテキサスで釣れますが、タフな魚はこうした工夫がないと釣れません。

 そんな状況で草深選手が演出したのが「半根掛かり状態」。ステイさせられるというダウンショットの最大の強みを生かして何かに引っ掛けるわけです。そしてそれをプンと外していわゆるハングオフを発生させ、バスに口を使わせるというテクニック。魚を固めて釣ることができない現状では、この釣り方で様々なスポットをラン&ガンすることがとても効果的なのです。

 そこでクローズアップされるのがシンカーの能力。リール、ロッドに比べて脇役的なタックルですが、実は非常に重要な役割を果たすと草深選手は力説しています。

 草深選手がシンカーに求める要素は第一に感度。次に根掛かりにくさだといいます。ですが、この二つの要素は互いに矛盾するもの。感度が良ければ根掛かるし、根掛からなければ感度が悪くなってしまいます。根掛かりは時間のロスになるので避けたいところ。ですが「半根掛かり状態」を作れなければ、釣れる可能性も減ります。

 ということは、使い分けがキーになるわけでして、適材適所で使えば最大の効果を発揮します。だから草深選手は選べるバサーズ・ワームシンカーをマネータックルにノミネートしたわけです。

草深選手がメインに使うのはフックとスリム、そしてペアーです。感度が一番いいのがフックで、ナス型のスリムは中間です。見てわかるようにスリムは根掛かり回避能力に一番優れています。

これらをカバーの状況に応じて使い分け、根掛かりしないギリギリの状態を探り、前述のハングオフを演出するわけです。

基本はペアーの5gですが、根掛かりの状況に応じて重さとカタチを使い分けるのです。だから草深選手は、シンカーを常にポケットにキープして、すぐに付け替えられるようにしています。こうした小さな努力が試合で大きな成果を生み出すのです。

ちなみに、ロッドの感度も良くないと、シンカーの使い分けも意味がないとか。その点、草深選手はウェアウルフという超絶感度ロッドを使っていますので、万全の態勢で臨めるというわけです。

余談ですがスイベルが内蔵されているフックタイプはライントラブルが激減すると、草深選手は絶賛しておりました。

みなさんもシンカーの重さとカタチにこだわって、プルンとハングオフさせ、スローなバスに口を使わせてみませんか??

 

たかがシンカー、されどシンカー。使い分け一つで釣果はグンと変わると草深選手は力説します。

 

 

特集2

三宅貴浩のウェスタン・レポート

その63

 

注目!! SLPのオシャレなサービス の巻

 

 

皆さんこんにちは!三宅貴浩です。

 

台風18号が猛威をふるい日本各地に様々な被害をもたらしましたが、私の住んでいる近畿地方の各地のフィールドにもかなりの影響が出ていました。

 

本当に自然災害にはかないません。これからしばらくは台風のシーズンが続きますので、くれぐれも皆さん安全面をしっかりと考慮して、フィールドにおでかけくださいね!

 

さて今回はDAIWAアイテムのカスタム、メンテナンス、修理等を一手に担っているSLP(スポーツライフプラネッツ)の新しいオシャレなサービスについて少しご紹介をしたいと思います。

 

過去にもT3やスティーズ、PX68等のカラーチューン、カラーパーツの販売を展開してきましたSLPですが、今回は待望のロッドに関してのカラーチューンとなります。

 

具体的にはガイド両サイドの飾り巻きスレッドを残してのカラーコートとなります。リールシート上のバット部飾り巻きのカラーコートも行います。(希望によりカラーなしも選択可能)

 

ロッド1本分を全てカラーコートする全体コースと、三か所以上?選択可能な部分塗りコースがあります。

 

リールのカラーカスタムと合わせることで自分だけのオリジナルタックルを作ることも可能です。またウマく色を配置すればロッドの視認性をアップすることも可能です。

カラーは全13色。

 

どのようなカラー、配置を選択するかはあなた次第!またリールのカラーパーツ販売、カラーカスタムサービスも継続中ですので、ぜひこちらも合わせましてご利用くださいね!

 

今年の新製品のSVスプールとカラーパーツの組み合わせは想像以上にオシャレですので、結構オススメですよー!

自分はT3のグリーンにSVスプールとオレンジのカラーパーツで組み合わせています!

 

SLPでは今後も個性あふれるサービスを創造していきますので、楽しみにしていてくださいね!

 

 

カスタムされたリールやロッドは見ているだけで楽しくなります。

 

 

特集3

三村和弘の関西便り

 

恐るべし!!

ウィードの釣りにバーニア の巻

 

皆さんこんにちはスピナベ馬鹿一代三村和弘です。
 

関西ビッグレイクも台風直後はかなりの増水そして濁りを発生させました。
しかしその悪影響をプラスに変えたアングラーさん、そしてマイナスながら立て直したアングラーさんとさまざまでした。
 

ワタクシめは、マイナスのアングラーさんになり正直厳しい状況でした。
 

しかし、ライトリグ(ここではジグヘッドなんですが)をフサ藻やエビ藻によりタイトにフォールさせ、そこからステイ、本当に丁寧にシェイクを入れてあげます。
 

時々、そのウィードにジグヘッドが掛かります。でも茎の太いウィードでもスティーズバーニアなら全く問題ありません。
 

皆さん、こんなことありませんか?ウィードに引っかかりそのままウィードごと引っこ抜いてしまうことが・・・。
 

これではそこにいてるバスを釣ることは不可能です。短くシャープにパシッとさばけば簡単にバーニアならかわせます。
 

もしかしたらお店で手にとられた時は堅すぎるなんて思われるかも分かりませんが、実際に湖に出て使用してもらえれば逆に納得されると思います。
 

リールは当然ドラグ性能のよいものをオススメします。イグジストなんて使えば最高です。(笑)
 

ラインはウィード量を考えるとフィネスブレイブの6ポンド。これぐらいは欲しい所です。

これからまだまだ調子を上げていく関西ビッグレイク、ドンドン皆さんも湖に出て下さい。

 

関西ビッグレイクでのウィードの釣りにはバーニア。これは絶対ですわ。