Ultimate 6月10日号

特集1

オリキン、年間トップに躍り出る!

 

 いまや「もう一つの」メジャーイベントに成長した感のあるH-1トーナメント。回を重ねるごとに参加者も増え、いまではエントリーにも苦労するほど。その人気ぶりは、今どきのトーナメントのあるべき姿を示唆しているように思えるが、それは置いといて、そのH-1で猛威を奮っているのがわがDAIWAチームのオリキンこと折金一樹。昨年はグランプリに勝つなど、このイベントに参加するようになっていきなり牙を剥いたが、本格参戦の今年は初戦から安定した成績を重ね、5月29日の第二戦終了時点で年間トップに躍り出た。早くも年間チャンピオンの本命と目されている。

 亀山湖で行われた第二戦は3本2480gで4位。149名が参加する激しい戦いだったが、タフな中でも落ち着いてゲームを進め、着実に釣果を重ねるところはさすがだった。すでに動画などでダイジェストはアップされているが、今回は本人にインタビューした内容を報告させていただく。 

 オリキンの戦いのキープランはスポーニングが終わって回復した魚の多くがフィーディングに入っていることを確認して、それらを狙うというもの。ベイトはギル、オイカワ、エビ、そしてワカサギの稚魚。中でもギル、オイカワ、エビは場所も似かよっていたので、その辺が核となったとか。

 そして当日。朝はとても寒く、回復系が差してくるのを狙ったが釣れない。時はすでに10時半。普通のアングラーならそろそろテンパる時間帯だが、そこは百戦錬磨のオリキン。何度も同じ場所に入り直してじっとチャンスを伺う。

 そんな時、浅い泥底のシャローフラットのボトムが見えるか見えないかという水深で、オイカワがたまにボイルしているのを察知して、すかさずO.S.Pのベントミノーを投じて最初の1本。

 次は倒木が沈んでいるところで魚発見。いろいろ試したが反応なし。そこでノイジー系のクランクベイト、ダイバジン・ヘビーヒッター(O.S.P)を投げて2本目。

 3本目はオーバーハングの下から上がってくる魚を狙いすまして、今話題のスイッシャー、ガストネードをオフサイトで入れて見事に食わせた。 

 こうして、多くの参加者がのた打ち回る難解なレイクで、オリキンは冷静にゲームを進め実に危なげなく入賞を果たした。エリアとタイミングに応じてベストなルアーをチョイスして魚に口を使わせるという、バスフィッシングの本質を極めた釣りだった。さすがというしかないだろう。

 当然、タックルシステムも適材適所に導入して釣果に結びつけた。具体的には以下のとおりだが、中でもスティーズラインの信頼性を試合後に強調していた。

 「カバーを攻める場合が多く、強度としなやかさがないと使いづらい状況でしたが、レベルが違う信頼性に驚きました」 

 こうして堂々たるゲーム展開で4位入賞、そして年間トップに立ったオリキン。残りは3試合。ますます注目されるH-1トーナメントである。

 

タックル
ダイバジンヘビーヒッター
ロッド・ブラックレーベル+6101MFB
リール・スティーズ100HL
ライン・スティーズフロロ13lb

ベントミノー86
ロッド・ブラックレーベル631ULFS
リール・イグニス2505H type-R
ライン・スティーズフロロ4lb

ガストネード
ロッド・プロトスピニング
リール・イグニス2506H
ライン・スティーズフロロ4lb

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亀山湖は地元ではあるが、それでも4位入賞はサスガ。貫禄が違う印象を与えたオリキン(phto:H-1)

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要所要所でベストなルアーをチョイスしてしたたかにリミットを達成した。ガストネードのポテンシャルには早くから注目していたという(phto:H-1)

 

特集2

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

 

カバーチャター、しゃいこうです

 

さてっ、やぐっちゃんのFish this momentです!

皆さんいかがお過ごしですか?

霞ヶ浦の近況としましては朝夕はまだ肌寒いんですが、

日中はかなり日差しが強く、ここ数日で日焼けしまくりです(笑)

さて、先日は霞ヶ浦の流入河川オンリーで釣りをさせていただきました!

上流部に行きブッシュや杭が無数にあるところで、朝イチってこともあり

「ここはスティーズ・カバーチャターの出番だろ!」

と巻き始めるとすぐにヒット!

1300グラムのナイスフィッシュ!!

実はこの日初めてスティーズ・カバーチャターを使用しましたが、ポテンシャルの高いルアーだな、と実感しました。

と言うのもこのチャターベイト、なんとブラシガードが付いているんです!

それによってカバーをタイトに攻められます。さらにトレーラーにストレートワームを装着すればスキッピングしやすく、ブッシュの奥まで滑り込ませられます!

そこで生きてくるのがSS SV TWですね!

SVスプールの効果により飛躍的にバックラッシュが軽減され、ストレスなくキャスティングが出来ます!

キャストがバシバシ決まるってマジで気持ちいっすよ!

この日はテキサス、ノーシンカー、クランクベイトと幅広いリグでバスをキャッチ。5匹で6キロ近く釣ることが出来ました!

 

ダイワタックルしゃいこう!って感じですね

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この時期にバックリ喰っているということは、それだけルアーに破壊力があるということです

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ダイワタックル、しゃいこうです!

 

 

特集3

おっ! Dシャッドが泳いでる!?

 

先日、あるバスフィッシング関係者の結婚披露宴に招かれました。

そしてふとテーブルに置かれた花瓶の中を見ると、あれれ? ルアーが……。

Dシャッドも二人を祝福していました。

いいですねー、こういうの。

釣り人ならこのぐらいやってくれないとねー。

ちなみにガストネードもありましたよ。

というわけで箸休めのネタでした

 

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センスってものを感じさせる演出ですね