Ultimate 11月10日号

特集1

青い刺客

カバージグSS ランシーロン

 

 抜群のすり抜け性能でカバー攻略の必殺兵器といわれている「カバージグSS」。発売以来、難攻不落のカバーの奥の奥にのうのうと潜むバスを次々と仕留め、多くのバサーに衝撃を与え続けていますが、このほどカラーラインナップも一段と充実しました。

 なかでも注目を浴びているのが「ランシーロン」。まだお店に並んだばかりですが、その独特の青が早くもコアなアングラーのハートを鷲づかみにしているようです。

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カバージグSSの「青い刺客」ランシーロン

 

 実はこのカラー、DAIWAチームの平川皓也プロが監修したもの。ご本人にとっても、かなりこだわりがあるといいます。

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「ランシーロン」はW.B.S.のトッププロ、平川皓也氏が監修したものです

 

 先日お電話でお話を伺った際には、こうおっしゃっていました。

 「国内ではブラックブルーというカラーはありますが、全体が青いジグというのは珍しいんではないでしょうか。実は以前からアメリカのプロがブルーギルを意識して、ブルーのスカートを自分で巻いていることに注目していたのです。とっときの裏技として、シークレット的に使っていたんでしょうね。W.B.S.会長の吉田幸二さんも昔から青は威力があると力説していました。

 自分の経験でも琵琶湖などで青いジグに変えた途端に喰ってきたということが何度もありました。それも決まってデカイのが釣れたんです。恐らく、魚に選ばれるからなんだと思います。ピックアップ時に「ドン」というのもありました。水の中で目立っているんでしょうね。珍しいカラーだからずっと見ていて、逃げそうになった時に口を使うのだと思います。そうした場合でも、存在感がないと喰いません。ルアーにパワーがあるから口を使うんです。

 でも基本的には数釣りに向いたカラーではないと思います。タフな時にこそ、威力を発揮してくれる感じです。先日も後輩が台風の後の濁りの中、ナイスなバスを釣っていました。

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W.B.S.のコ・アングラー部門で年間1位になった内海昭さんが「ランシーロン」で釣ったナイスバス。掛りどころも最高です。カラーの威力といっても過言ではありません

 

 ブルーギルの産卵時期などには爆発するでしょうね。楽しみです。そういえばスティーズ・クランクにも「パワーブルー」というカラーがありますね。今年の春先にはかなり釣れました。

 これからの時期にもランシーロンは効きそうです。オカッパリでもボートでも、どんどんカバーを攻めてほしいですね」

 とまとめてくれました。さすがです。

 そういえば平川プロは11月25日発売のBASSERで「ジャークベイト」の釣りを6ページにわたって解説してくれるようです。DAIWAのタックルも総出演しますので、お見逃しなく。

 ※ちなみに「ランシーロン」とは青いエビの総称です。

 

 

 

特集2

二つの話題 at 北浦

 

速報

草深幸範・川村光大郎チーム

アメリカンドリーム・トーナメントを圧勝!!

 

 11月3日、北浦・潮来マリーナで開催されたKota’s American Dream トーナメントにおいて、草深幸範・川村光大郎チームは100艇以上が参加した中、3本3620gというウェイトで堂々の優勝。来春、アメリカで開催されるバスキャットトーナメントに招待されました。

 ゲーム内容に関しましてはいずれ詳しく紹介するつもりですが、優勝候補の筆頭と目されていた二人が実際に勝ってしまうところがスゴイ! このニュースは瞬時に日本中、いや世界中を駆け巡りましたが、今さらながらに旬な二人のアングラーのパワーを感じさせました。

 現場に居合わせた人々の話を総合すると、このチームは古渡でゲームを展開したとのこと。増水のシャローでリアクション的な釣りでバスに口を使わせたようです。

 いやー、恐れ入りました…って感じですね。

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今まさに、乗りまくっている二人です

 

 O.S.Pバスフィッシング・マスタークラス

 

 同じ11月3日、潮来マリーナと同じ敷地内にある管理釣り場「富士見池」では、並木敏成プロが主催したO.S.Pバスフィッシング・マスタークラスが開催されました。これは同プロが古くから実行している啓蒙活動の一つで、数年前から継続しています。当日は5歳から小学6年生までの少年少女がバスフィッシングの基本をO.S.Pスタッフにやさしく指導されていました。

 こうした活動はアメリカンドリームと同じく、いやそれ以上に大切なことといえます。草の根ですが地道に継続していってほしいですね。

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並木プロがライフワークにしているバスフィッシングの啓蒙活動は着実に成果を残しつつあります

 

 

特集3

みんなで遊ぼうフィッシング祭りinしらこばと

 

 

 最高の秋晴れに恵まれた11月5日、埼玉県越谷市のしらこばと水上公園で開催された恒例の「みんなで遊ぼうフィッシング祭りinしらこばと」に行ってきました。例年、大人気のこのイベント、今年も午前中は駐車場への大渋滞ができるほどの混雑ぶり。ほとんどが家族連れで、天気も良かったのでピクニック気分でやってきた人も多かったようです。

 「みんなで遊ぼう」というキャッチフレーズどおり、初心者が楽しく遊べるツールが盛りだくさん。キャスティング講座や、初めてのルアーフィッシングなど、実際に釣りをしながらレクチャーを受けられるとあって、たくさんのチビッ子がロッドを振っていました。

 メーカーブースも膨大な数が並んでおり、ちょっとしたフィッシングショー。数々のアウトレット商品なども販売されておりました。

 どちらかといえば現状はトラウトフィッシングメインのイベントですが、釣りの底辺拡大を考えると、とにかく釣りを体験してもらうことは大切なこと。そんな意味でも有意義なイベントと感じた次第です。

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「初めてのルアー釣り」講習会場です

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DAIWAももちろん頑張っていますよ

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何故かヘラ竿も・・・

 

 

特集4

ローカルトーナメント花盛り

 

 JBやW.B.S.などのメジャートーナメントがほぼ終了してポストシーズンを迎えた今、各地でローカルトーナメントが盛んです。ひょっとしてこっちの方が盛り上がっているかも……

 11月5日もJBやW.B.S.にも参戦しているプロが多数所属している団体「レイカーズ」トーナメント最終戦が霞ケ浦で行われました。

 優勝したのはW.B.S.スタッフの一人である袖山敦志・武志ブラザース。ウェイトも3本3380gと立派なものでした。

 実はこの二人、草深・川村チームが勝ったアメリカンドリームにも出場していたのですが優勝には手が届かず、中一日於いてこのトーナメントでリベンジを狙ったのです。ということは丸三日間も霞ケ浦に浮き続けていたわけで、さすがにアクティブアングラー。疲れも知らず釣りまくっていたようです。

 ちなみに武志選手のタックルは

ロッド:ブラックレーベル+661MRB-G

リール: SS SV 103H

ルアー:スティーズカバーチャター3/8オンス(グリパンチャート)

 

シャッドには

ロッド: クロノス651LB

リール: ALPHAS AIR5.8R

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堂々の優勝を勝ち取った袖山敦志さん(左)と武志さん

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本格的なバスボートトーナメント、それがレイガーズ。5日は21艇が参加しました

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袖山武志さんのタックルです。ナイスなシステムです

 

特集5

やぐっちゃんの

Fish this moment

 

ライトパワーフィネス、オススメです

 

皆さんこんにちは!やぐっちゃんのfish this momentです!

11月初めの霞ヶ浦の状況ですが、先月と同じ様に台風の影響や突然の雨により相変わらず不安定です。

そんな中で霞ヶ浦のマリーナが主催するK-1トーナメントの最終戦に参加致しました!なんと現在年間二位!!これは気合いが入りますね

今回も山口先輩とエントリー。前日の夕方に雨が降り、これまた難しい状況になることは予想でき、前回のアルティメットでも少しお話に出しましたパワーフィネスとネコリグの二本立てで行くことに!

流入河川からスタートしましたが、前日の雨により流れが速くやはり厳しい状況です。

その中でも沈み物やハンプ、その周りを攻めるもノーバイト。トーナメントで毎回お世話になっている橋脚周りをネコリグを丁寧に通すと山口さんにヒット!見事キロアップ!

その後橋脚のゴミ溜まりにやぐっちゃんのパワーフィネスにもキロアップがヒット!濁りや流れがあってもリグを丁寧に通せば口を使うのが分かりました。その後は本湖のシャローでネコリグでキロアップを釣りフィニッシュ。3020グラムで2位となりました!
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やりました! 3本3020gで二位! 


今回はパワーフィネスが非常に良い仕事をしてくれました!カバージグSS2.7グラムにモアザンPE0.8号というセッティング!

ロッドはブラックレーベル+671MLFSリールはEM MS2510PE-Hです!

ロッドのパワー的にあまりヘビーカバーは向いてないので、ライトなパワーフィネスと言いましょうか。

ブッシュの奥までは打てなくても手前やクイ、アシ等でしたらこのセットで問題なし!いきなり専用タックルはちょっと・・・とお考えの方はこのタックルをお試し下さい
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「ライトパワーフィネス」のシステム。ズバリ、オススメですっ


カバージグSSはスナッグレス性能も高いしラバーのフレア感とかも最高ですね!

ガードの固さやウェイトの種類も文句なしです。

モアザンPEは特にオススメです!このしなやかさを使ってしまうとやみつきですね!

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こうしたカバーに「ライトパワーフィネス」を入れていくわけです。強烈ですよ

 

自分はロングディスタンス気味にアプローチします。理由はラインテンションを抜きやすいからです。それがバスに違和感を与えず食わせやすくなるからです。

その為にはラインのしなやかさがアドバンテージになります。これからの時期は低水温で口を使いにくかったりプレッシャーであったりと悪条件が重なりますが、カバージグSSのパワーフィネスがあれば怖いものなしですね!キッパリ

やぐっちゃん流「ライトパワーフィネス」! みなさんも是非お試し下さい♪