Ultimate2012年10月26日号

特集1

バサー・オールスター・クラシック特集 その4 

待ちに待った2012年のバサー・オールスタークラシックもいよいよ今週、27日にその火蓋が切って落とされることになりました。幸い、予報ではまずまずの天気に恵まれる様子。昨年のように、選手もギャラリーも大変な思いをすることはないようで、精いっぱいの戦いと思いっきりの応援ができる環境に恵まれそうです。

つまりフィールドではいい試合が、イベント会場では様々な企画が可能になるということで、過去最高の盛り上がりになる予感も......。DAIWAも今まで以上に充実した展開で皆様をお迎えしようと計画していますので、会場にお運びの際はぜひ、ブースにお立ち寄りください。

さて、オールスター参加のDAIWA勢に抱負を聞くこの特集も最終回。今回は「12時までゼロやってん」でおなじみの清水盛三選手の登場です。

この言葉をご存じない方のために若干説明させてもらうと、2009年のオールスター二日目。12時までノーフィッシュだった同選手は大山沖(試合会場は霞ケ浦)の浚渫で爆発。わずか30分の間に5本のナイスサイズをクランクベイトで獲りリミットを達成、みごと3位に入賞。その際にお立ち台で発した言葉が「12時まで...」というもので、いまでも多くのファンの印象に残っています。

このように同選手は毎回、記憶に残るパフォーマンスを演じて見せてくれる数少ない選手の一人。今年も大いに期待したいところです。それでは清水選手の抱負をお聞きください。

らしいゲームで試合を盛り上げたい...... 清水盛三(10月21日・談)

20121026_1.jpg

「9月後半にアメリカから帰国して以来、取材やらなんやらいろいろ忙しかったんですが、今週の日曜日に利根川に入りました。今は心も身体もオールスターモードに入りました。完全にスイッチオンです。

実は去年のオールスターでは体調が十分でなく、あまり楽しい試合はできなかったんです。釣り自体も満足できるものではなく、フラストレーションもたまりました。実は棄権も考えたほどです。

でもオールスターはとにかく好きな試合ですから、考え直して頑張りました。

なんといってもあんなにたくさんの観客が来てくれる試合って、すごいですよ。アメリカでもほとんどありません。そんな中で試合に出られるだけで幸せを感じています。

大観衆の前でライブウェルからデカイ魚を取り出すときの興奮は例えようもありません。

参加メンバーも超豪華だし、そんな精鋭たちと戦えることも嬉しいですね。

ですから今年はたくさんのお客さんの前で、ぜひともデカイ魚を見せられるように頑張りますわ。

もともと霞ケ浦水系は好きなんで、自分のスタイルに合った釣りができます。今年は最先端のリール(T3 AIR)も動員しますし、武器になると思います。

僕の釣りとベイトフィネスは合わないようなイメージを持たれますが、実は1997年にJBのクラシックで勝った時はベイトに6LBを巻いていたんですよ。いまでいうベイトフィネスです。

まあ、出番があるかどうかわかりませんが、心強いことは確かです。

とにかく、自分らしい釣りを押し通して試合を盛り上げたいですね。観客の皆さんにも喜んでもらいたいですわ。そのためには......やっぱりデカイ魚を釣らんとね。まあ、やりますよ。期待していてください」

と、力強く語ってくれた盛三選手。その明るい性格、派手なパフォーマンスでいつも以上に試合を盛り上げていただきたいものです。皆さんもご声援を!!

20121026_2.jpg
20121026_3.jpg

【 2012 バサー・オールスター・クラシック 】 

DAIWA WORKSブース スケジュールのお知らせ

10月27日(土)&28日(日)

AM10:00 フォトパーティー受付開始

PM12:00~12:30 川村光大郎&茂手木祥吾:スペシャルトークショー(セミナー)

PM12:30 抽選会開始 豪華賞品(最新タックル等)が当たる抽選会 

<AM10:00~のフォトパーティー受付時に、DAIWA製品(リール・ロッド・ルアー;一部のDAIWA製品使用も可。) 使用にて釣り上げた"バス"の写真、あるいはプリントを持参して頂いたお客様が抽選会に参加できます。>

≪追加イベントのお知らせ≫

1) エドウィン フィッシングスタイル

  <川村光大郎の履いているジーンズを当てよう>

20121026_4.jpg
土曜日、日曜日の2日間、川村光大郎さんがそれぞれ異なるアイテムを履いて会場にいらっしゃいます。

ダイワブースにあるアンケートに、川村さんの履いているジーンズのアイテムにO印を付けてお申込み頂くと、当日の川村光大郎トークショーでアルファのジャケットが1名様に当たります。

(アンケートはDAIWAブースにてAM9:00~配布予定です。)

2) SLPブース(DAIWAブース隣)にて無料リール診断サービスの実施

  詳細については、こちらをご覧ください。

多数のお客様のご来場をお待ちしております。



特集2

千葉のことならオリキンに聞け

巻物で楽しんだ

高滝湖&印旛沼釣行 の巻

みなさんコンニチワ。折金一樹ことオリキンです。

もうすっかり秋!9月中旬まで30℃あった水温も20℃前後に落ちました。
季節の変わり目で天候や水質も変化しやすく、バスの反応も目まぐるしく変わります。
でも、難しいコンディションの中で爆釣も期待できるのがこの季節です。

そんなタイミングで高滝湖と印旛沼に釣行してきましたので、ご報告したいと思います。

高滝湖の秋といえば、

ディープクランキングやスピナーベイトの巻物の釣りが旬となります。
また通年有効なヘビキャロもこの季節は威力を増します。
とくに高滝湖はディープクランクで連発する数少ないフィールドであり、ハマった時は何回味わっても褪せることがない面白さがあります。

狙うべき場所は大場所は当然として、秋が進むにつれて、釣れる範囲は広がります。
オダやブレイク、ちょっとしたハードボトムでも可能性が出てくると思います。
しかし、考えることは皆さん一緒でプレッシャーもかなりのもの。
ですから、手数を減らし狙った場所を一発で狙ってみたり、ディープクランクもサイレントのモノを使うと手堅いようです。

ロッドは、7ft前後のMからMHのベイトロッド。
もちろんクランキング専用ロッドがあるに越したことはありません。
スティーズならSKYHAWK、DEEPSTRIKE
ブラックレーベルならFM701MHFBあたりが高滝湖で使いやすい長さとパワーだと思います。

ラインは、ブレイブのフロロ8~12lbをディープクランクの潜航深度、オダなどのストラクチャーに対しての根ズレなどを考慮して選びます。
とは言え、ボートに積み込めるのは2タックル程度なので、キャストする距離によって潜航深度を調整することになります。

よって参考までに、2タックルの場合。
1)8lbで潜航能力重視
2)12lbで根ズレ対策重視

1)はストレートリトリーブを多用するのでノリ重視のロッド。
2)はオダ等に当てて、アタリをしっかり取って合わせる動作が必要であるのと、オダ等をしっかり感じ、根掛かりを回避できる、やや掛け重視のロッドがベストです。
これが全てではありませんが、なるべくストレスなく効率よく釣りができるタックルがいいでしょう。

もちろん、ラインはトラブルが起きた時や一定時間使用したらチェックすることが大事。
面倒でも必ず結び代えましょう。無用なラインブレイクはいいことありません。
バスにとっても、釣り場にとっても、自分にとっても!

そして、もう一つ巻物で楽しめたフィールドが印旛沼。
沼だけあって、本湖はシャローマッディレイクですが下流域の新川などは足場もよく、オカッパリもしやすいフィールドです。
現在はシャロークランクやバイブレーション、ワーム系のリグでもスイミングなどが楽しめており、晩秋にかけてはシャッドなども釣れてくるはずです。

そこでボートで巻物ならば、ブラックレーベルFM661Lがオススメ。
この長さならではのアキュラシーの高いショートキャストを手数を多くこなすことができる最適な一本です。
オカッパリなら、FM6101LFB
ちょっと長さがあり、オカッパリでもトレースコースを取りやすく、ルアーウェイトも軽いものまで問題なし。
またルアーを泳がす上でも、スモールクランクから2~3mまでのミドルクランクまでしっかり引けます。
そして、少しウェイトのあるバイブレーションや大型クランク、ちょっとだけディープクランクなどと言った時はFM701MFBがオススメです。
もちろんロングキャストも申し分ありません。

高滝湖や印旛沼だけでなく、他のフィールドでも、これから晩秋まで楽しめるのが巻物の釣り。
冷え込んだタイミングなどは厳しいこともありますが、巻物の釣りはバス釣りの大きな醍醐味です。
ぜひともチャレンジしてみて下さい。


久しぶりのTDバイブレーションで印旛バスGET。ロッドはFM701MFB


雨パワーもあったのかこの日はクランクがドはまり 。ロッドはFM6101MLFB



特集3

三宅貴浩のウェスタン・レポート

その41

D.Y.F.Cイベントの巻

全国のDAIWAファンの皆さんこんにちは!三宅貴浩です。

もうすっかり空気が入れ替わり秋になりましたね!バスフィッシングにおいては冬を前にして、気難しいながらも最高にエキサイティングなシーズンを迎えて参ります!

といいながらも今回はバスフィッシングの話題は少し横に置いときまして、以前にも少しふれました、DAIWAの未来ある子供達に対しての取り組みである、D.Y.F.C(ダイワヤングフィッシングクラブ)の話題について少々。

今回、自分と妻が一緒にお手伝いをしてきましたのは和歌山県湯浅港で開催されました、関西では初となる船釣りでのスクールです。

当日は140人ものヤングパワーが集結し、秋晴れの中、本当にみんな釣りと大自然を満喫していましたヨ!

私は磯や船のテスターの方々と一緒にお手伝いをさせていただきましたが、他魚種のプロの方々と交流をもつことで自分自身の釣りの幅が広がりいつも本当に勉強になることばかりです。

そして最近ではほぼ自分の定位置?(笑)となりました女の子チームを今回も担当させていただきました。さすがは船釣りといったところでしょうか、GOODサイズのサバ、アジ、カツオなどなどをみんな連発!

思い出に残る貴重な一日になったのではないでしょうか。

この日も例のごとく女の子チームにたっぷり可愛がられましたが(笑)、バスフィッシングのファンの子も沢山いましたし将来が本当に楽しみです!

DAIWAのこの素晴らしい活動を今後もさらに盛り上げていけますように、自分も微力ながら取り組んでいければと思っております。

皆さんの中に、もし「うちの子も・・」とお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひぜひDYFCにご参加くださいね!

釣りがつなぐ友情の輪の拡大や、自然を感じる感受性の発達は本当に素晴らしいことですから!


当日は140人ものヤングパワーが集結しました。スゴイ迫力でしたよ。


私もDAIWAのテスター陣に混じって頑張りました。


思い出になってくれたら嬉しい私のサインです。


担当させていただいた女の子チーム、嬉しい同時ヒットです。




特集4

三村和弘の関西便り

その1

皆さんこんにちわ。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。

すっかり秋になりましたね。

関西ビッグレイクでも朝夕は冷え込む日も多くなりましたわ~。

秋になれば「横」方向のルアーにバスは反応が強くなります。

そうです。スピナベが強いタイミングになります。

エビ藻やフサ藻、浚渫がらみで引っ張るんですが秋のバスは良く引きます。

バイトも「ゴン」ととんでもなく重いです。でも水温低下などの条件下ではショートバイトもたびたびです。

ここで馬鹿イチがいいたいのは、スピナベのロッドは強くなければいけません。でも強いロッドではアキマセン。

この2日間のガイドゲスト様のロッドはもちろんマシンガンキャストタイプII

お一人様はT3ですやん。ラインもモンスターブレイブの16ポンド。

完璧なタックルですわ~。もうお一人様もまだまだ現役の元祖ジリオン。エエ感じで飛距離出ていましたよ。

まさに秋のこのタイミング巻きまくってください。


秋は巻きのタイミング。スピナベがええ仕事しますよ。


その2

さて、今年も無事に2012年JB津風呂湖が終了いたしました。

今回の第4戦の結果は6位。

2012年JB津風呂湖年間総合は2位で終了となりました。

そこで今回は第4戦のメインタックルのご紹介。

 事前の練習では津風呂湖ってヨー釣れるやん!って思うほど爆釣でした。

でも1発の台風から前々日の秋に移り変わる冷たい雨で湖が一気に動き、そして試合での選手のプレッシャーからか?

恐ろしいほどの変わりようでまさに「タフコンディション」となりました。そこでタックルをホンマのタフコンディション用にセッティングし直しました。

まずはロッドですがスティーズ レグルス。

今ままではルガーを使用していましたが、今回はもっと恐ろしくタフになりルガーのティップをもってしてもミスバイトがあるかも?その可能性があるならもっと繊細なロッドが必要になり今回はレグルスを投入。

そしてその6.3フィートというロッドの長さでロングポジションから決め込みました。

これが正解でした。バイト数が少ないながらも2バイト2フィッシュ。

これがこの今回のこのロッドの答えでした。大正解な判断だったと感じています。

そしてお次はリール。

TEAMDAIWA-Z TYPE-R2506C。

おもにライトラインの使用で使っているんですが、今回もええドラグが仕事してくれましたし、まさに今も現役です。

そして、ラインですがフィネスブレイブの2.5ポンド、サブタックルに3ポンド。

この細いラインが使えるのもリールのお陰ですし、ロッドと総合力でトータルバランスがすべてです。当然、ミスもなく最高のラインで、あのライン交換時のラインのツルツルは大好きです。

フックにも今回は注目しました。

極限のタフになるため、フックは普段関西では使用しないタイプで、ダイワバサーズワームフックファインフイネスFFN #3

このフックを選んだ理由はバスがワームを違和感なく吸い込む為、ショートバイトを未然に防ぐことができるから。

そして最大の理由は、Saqsas加工による脅威の貫通力です。と、そんな流れなんで当然シンカーもダイワバザーズワームシンカーTG フックタイプ1/16オンスを使用。

意外にシンカーって皆さんなんでもええか?なんて思ってはりますが、使用感からそのボトム感知や使い勝手がええシンカーです。

そのすべてが試合という何者にも変えられないまさに真剣勝負の中での正真正銘の答え。

どこかのカタログに載っているようなお話ではなくトーナメンターの真実です。

今年はまさに、トータルバランスに助けられたという結論でした。


激タフな中で威力を発揮したレグルス。


往年の名器TEAMDAIWA-Z TYPE-R2506C。今でも現役です。


ラインはロッドとの総合力で語られるものです。


フックもシンカーも、いいものを使う。それが試合でモノをいうのです。



特集5

Kanegon report

こんにちはカネゴンです。

2012W.B.S.のシーズンは残念ながら最低目標のクラシック出場を逃しました。(涙)結果が全てのトーナメントですので言い訳無用。僕自身の実力不足でした。

少々落ち込んでおりましたが、僕自身の課題が多々あるので今は来シーズンに向けて霞ヶ浦水系を徹底的に魚探掛けの真っ最中。
魚探掛けだけだと感覚も鈍るので、11月にはタイミングを見計らって霞ヶ浦水系で開催されるローカルトーナメントにも参加しようと思っています。

ということで、現在は修行僧状態なので霞ヶ浦での釣果はナシ。(汗)そのストレス発散を?最近では自宅の目の前の運河でライトタックルによるナイトゲームを楽しんでおります。

NewEXISTのドラグを堪能したり、フィネスブレイブ3lbの強さを体感したりと釣りの感覚だけは鈍らせないようにしている状況です。
ほんの1時間ばかり遊んでいますが、まぁまぁ釣れます。。。霞ヶ浦もなぁ~このぐらい釣れたらなー、とぼやいているのはいうまでもありません。(笑)


釣り勘を鈍らせないためにも、こまめな釣行は大切ですね。