バサー・オールスター・クラシック特集 その3

 

 いよいよバサー・オールスタークラシックの開催も2週間後に迫ってまいりました。これから各選手のプラにもさらに熱が入ると思われ、徐々に大会ムードも盛り上がりつつあります。

フィールドも秋の気配が一気に濃くなり、早朝などは冬を思わせるほど。このコンディションの変化がどうゲームに影響してくるのか…各選手の戦略が大いに注目されます。

さて、今回のULTIMATEオールスター特集に登場していただくのは、あの赤羽修弥選手。ご存知、前人未到のバサクラ三連覇という偉業を達成した男。今年も虎視眈々と4勝目を狙っていると思われます。それではご本人に抱負を語っていただきましょう。

 

勝ちにつながる魚を見つけたい…赤羽修弥(談)

 

「うーん、利根川ですか!! 難攻不落な川です。フィールドとしては好きなんですけどね。キモは天候の変化に柔軟に対応できるか…それですね。流れ込みも多いので、一雨降ると大きな影響を受けます。すぐには回復しませんからね。まあ、去年のような大雨にはならないと思いますが、可能性はゼロではありません。どんな天候になっても対処できるような心構えは必要でしょう。

それと、通常でも潮の干満の影響を受けて強いカレントが発生する川ですから、それにも対処する必要があります。

さらに、エリアは上下80km以上にも達する長さで、移動にも時間がかかります。ですからエリアチョイスもキモになります。

というわけで、通常のフィールドよりも一つ、二つ、いや三つほど複雑な条件が加わるので、非常に難しい試合になると思います。でも、それだけに今年最後のビッグゲームに相応しい設定だともいえます。

釣りとしては去年のようにカバーをネコリグなどで攻めたりする釣りに、ハードボトム系をどう織り交ぜるか…そんなイメージを持っています。

実は現在開発中のタックルで、すでにいい感じで仕上がりつつあるプロトロッドがあるんですが、リグによっては大きな戦力になってくれそうです。その能力をうまく引き出せたら、おのずと結果もついてくると思います。いずれにせよタックル面は万全ですので、その点でのいい訳はできませんね。

とにかく、秋の利根川の魚をどこまで追いかけることができるか、勝ちにからめる魚を見つけることができるのか…。今年最後のビッグゲームですから、精一杯頑張りたいと思います」

 

と赤羽選手らしく冷静に現在の胸中を語ってくれました。本番でも、同選手らしい戦い方でいい結果を残していただきたいと思います。皆様のご声援をお願いいたします。