Ultimate2012年10月12日号

特集1

バサーオールスター特集 その2

川口直人の意気込み

前回に続いてのオールスター特集。今回は川口直人選手の登場です。一昨年、赤羽選手に続いて準優勝フィニッシュしたのも記憶に新しく、激タフな妙技水道でタテ続けにグッドサイズを釣り上げたことも印象深い選手。BASSER誌の事前予想でも「利根川には詳しい選手の一人」と紹介され、周囲の期待も大きなものがあります。

展開がハマレば、ビッグタイトル獲得の可能性は十分。さあ、それではそんな川口選手に抱負を伺ってみましょう。

「うーん、オールスターねえ。今年も利根川でしょ。まあ、嫌いなフィールドではないです。確かに参加選手の中では利根川は釣り込んでいる方ですよ。5人の中に入るかな。でも、オールスターはそんなに甘くないですよ。多少知っているくらいでは勝てません。先日、SUGOIアワーのロケで行ったばかりですけど、相変わらず難しいですよ。

 去年もそこそこ調子は良かったんですけどねー。バラシ、ラインブレイクにやられました。ていうか、タックルシステムをミスしまして、お立ち台のインタビューでもいったんですが、ラインの番手を上げるべきだった。今年は絶対にそんなミスはいたしません。ハイ。

まあ、釣りはベイトフィネスメインになるでしょう。そうなったらDAIWAのタックルの独壇場ですね。この点に関してはアドバンテージがあると思います。T3 AIRのポテンシャルについては知り尽くしている私ですからね。ロッドも完璧。この点ではまったく問題ありません。

 昨年の反省点として、プラをダラダラ長くやりすぎたことが挙げられます。なんたって毎日、境橋まで往復したんですから。トータル140kmですよ。ガソリンを何リットル炊いたかわかりません。クルマとボートのタンクが両方空だと、一気に300リッター入りますからね。しかもハイオクです。今日の朝も軽くボートに給油したら2万円ですよ。しびれましたね。おかげで昼はホカ弁の270円の海苔弁ですよ。セブンイレブンは高くて食べられません。今度生まれ変わる時は、絶対にアラブの石油王になりますよ。

という理由だけでもないんですが、今年はメリハリのあるプラを集中的に行って、密度の濃い練習をするつもりです。

試合ではよく分かっているスポットで勝てる魚を見つけることができれば、それなりのチャンスはあるかもしれません。精一杯やりますよ。

皆さんもご都合がよろしければ、ぜひ足を運んでみてください。DAIWAのブースでも、いろいろ面白いこと、やるみたいですよ」

......と、相変わらず飄々と豊富を語ってくれた川口選手。ぜひ皆様も会場でご声援をお願いいたします。

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2012 バサー・オールスター・クラシック 

DAIWA WORKSブース スケジュールのお知らせ

10月27日(土)&28日(日)

AM10:00 フォトパーティー受付開始

PM12:00~12:30 川村光大郎&茂手木祥吾:スペシャルトークショー(セミナー)

PM12:30 抽選会開始 豪華賞品(最新タックル等)が当たる抽選会 (AM10:00~のフォトパーティー受付時に、DAIWA製品(リール・ロッド・ルアー;一部のDAIWA製品使用も可。)使用にて釣り上げた"バス"の写真、あるいはプリントを持参して頂いたお客様が抽選会に参加できます。)

多数のお客様のご来場をお待ちしております。



特集2

三宅貴浩のウェスタン・レポート

その40

フォロータックルの重要性 の巻

皆さんこんにちは!三宅貴浩です。

10月に入り朝晩はすっかり秋の涼しさになりましたね。

でも日中との気温差でフィールドが気難しい状況に陥ってしまうのもこの時期の特徴でもありますよね。

クランクベイト等の巻物が効くタイミングではあるのですがノリが悪かったり、1日の内で朝は横の動きに口を使ってきていたのに日中になり急激に無反応になるなんていうことが頻繁に起こるのも、この時期の難しい一面でもあります。

そんな中で重要になってくるのが、しっかりとノセルことのできるブランクをもったロッドや、横の動きに無反応になったタイミングで入れるフォロータックルの存在です。

ここ最近の釣行でもまさにそんな状況に何度も遭遇しましたが、タックルバランスやフォローできるルアーのおかげで多くのバスを的確にキャッチできています。

例えば先日は、クランクベイトに反応はしてくるがノリが非常に浅いという状況の日に当たったのですが、ブラックレーベルFM701MHFBリョウガ1016HLにディープクランクの組み合わせでしっかりとバスをキャッチすることができました。

やはり、このFM(ファーストムービング)シリーズのグラスとカーボンのバランスのとれたコンポジットブランクは上記のような状況下では本当に強い武器になりますよね!

また、巻物系のフォローに最近多用しているのが、スティーズ・スカイレイorハーミットT3 AIRネコストレート5インチの組み合わせです。

このルアーはネコリグで最高に使いやすく、しかも本当に良く釣れます。しかもこのルアーをベイトフィネスで扱うことによってより複雑な場所に打ちこみ、しかもサイズの良いバスをとれる確率が今までよりも格段に高くなっています。

1点、注意点としまして、ネコストレートをベイトフィネスのネコリグで使用する際には伸縮チューブを必ず使用してフックをホールドしてくださいね。これはワームが身切れをして飛んでいかないようにするためなのですが、ベイトリールを使用する場合はスピニングよりもさらにこのチューブの存在が重要になります。

これはワームがキャスティングと同時に身切れをしてしまった場合、再起不能なほどのバックラッシュが高確率で発生するからです。これを防止するためにも必ず伸縮チューブを使用してくださいね!

これからが巻物で面白い釣りができる季節の本番ですので、皆さんも上記のタックル情報等をぜひ参考にして頂きまして、秋のGOODバスを沢山キャッチしてくださいね!!


クランクにはノリがイマイチだった一日、ブラックレーベルFM701MHFBリョウガ1016HLのシステムではしっかりとバスをキャッチすることができました。


巻物系のフォローに最近多用しているのが、スティーズ・スカイレイorハーミットT3 AIRネコストレート5インチの組み合わせです。




特集3

街のT3 AIR ファン の巻

 今年、話題を一手に集めたT3 AIR、最近ではフィールドで実際にその威力を発揮しまくっているようですが、今回もそんなT3 AIRユーザーの一人をご紹介いたしましょう。

 写真のお方は千葉県の矢作さん。実は古くからのハートランドクラブのメンバーで、ご覧のようにロッドは二本ともハートランドの最新モデル。

 これらにT3 AIRのギヤ比違うタイプをうまく組み合わせているわけですが、ご本人もそのポテンシャルにはビックリ。「ヤバイですよ」と実にわかりやすい表現で、その未体験の感覚を説明してくれました。


ハートランドにT3 AIRのコンビネーションも悪くない...そんな印象を受ける矢作さんのフェーバリットタックルでした。