Ultimate 4月22日号

特集1

いきなり牙をむくNEW TACKLE!

トーナメントで続々真価発揮!

 

 4月の声を聞いて、世界的にもいきなり最高潮に達したバストーナメント。日本でもJBのトップカテゴリー・TOP50やW.B.S.プロトーナメントシリーズが開幕早々、熱い戦いを繰り広げています。

 クラブやボールの性能がスコアに直結するゴルフトーナメントなどと同じく、バストーナメントはタックル同士が鎬を削る場でもあります。アスリートのパフォーマンスをアシストして結果を導き出すもの、それは年々進化を遂げるギヤーなのです。

 そんな観点でバストーナメントを観察してみると、卓越したタックルはダイレクトに成績に結びついていることがわかります。

 

その1 STEEZ フロロで3位入賞! 

 

今回はそんな例をJB、W.B.S.の直近の試合から見つけてみました。まずはW.B.S.初戦で3位に入賞した平川皓也選手。同選手はネコストレートにSTEEZ フロロType Finesse10lbを使用して、難解な春のバスを攻略しました。以下は平川選手の試合後のコメントです。

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DAIWAチームのニューフェイス・平川皓也プロはSTEEZ フロロType Finesse10lbとネコストレートを駆使して3位に入賞した

 

 「いゃあ、いままでのフロロとは明らかに違いますね。最初に手にした時、とても驚きました。とくにしなやかさ、巻きグセのつきにくさが絶品です。

 触ってもしなやかさは感じ取れますが、一番わかりやすいのがラインスラックを出した時。霞ケ浦ではシャローを釣る場合、ラインスラックを使うのが基本です。そんな時、きれいにラインが出てくれる。ヨレが出にくいんです。ゴワゴワしたラインだと、クルンとなって出ていく。これは気持ち悪いし、カバーに引っかかることもある。トラブルの元なんです。

 とくに太番手での違いは歴然ですね。まるでPEラインのような素直さです。だから釣りをしていて気持ちがいい。ストレスがないんです。

 これはバイトの取りやすさにもつながります。ラインが走っても、ヨレがない分ダイレクトに視認できます。ほんのわずかなタイムラグがあっても、バイトを逃す原因になります。その点、STEEZ フロロはきれいに出てくれるので「目感度」も優れていますね。

 W.B.S.の初戦ではType Finesseを使用してなんとか3位に入れましたが、このラインとネコストレートのおかげです。ズバリ、心強い戦力です」

 こう語ってくれた平川選手。今後もSTEEZ フロロでバリバリ釣りまくっていただきたいものです。ちなみにロッドはSTZ 661MFB-SV WEREWOLF でした。

 

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さすがにW.B.S.プロ。とてもLIVEな言葉でSTEEZ フロロを語ってくれました

 

その2 TACKLEの総合力でシングルフィニッシュ

 

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釣り方をつかんでからは好調に釣果を重ね、9位に滑り込んだ川口選手(PHOTO:JBNBC)

 

 続いてはJB TOP50 第一戦早明浦戦で9位の川口直人選手。川口選手もロッドやリール、そしてSTEEZ フロロが卓越したパフォーマンスを演じてくれた、と語ってくれました。以下は同選手とのやりとりです。

 

……川口選手、TOP50のシングルフィニッシュ、おめでとうございました。

川口選手(以下 川口) いやー、シングルといっても9位だからねー。あんまり威張れないよ。

……いえ、試合前の口ぶりから判断すると、あまり強気になれないとおっしゃっていたので、その割にはいい結果だったんじゃないですか?

川口 確かに。だってプラじゃ全然釣れないし、まったくかみ合わないまま試合に突入しちゃったもんだから、自分でもまったく自信がなかったんですよ。正直言って、予選落ち覚悟でした。

 

……そんな川口プロが結果を出せたのは、何かが閃いたんですか?

川口 まあ、そういうことになるんでしょうね。私は「釣り方」で生きている人間でして、トーナメントを闘う上でも釣り方がわからないとまったくダメな人間なんですよ。で、今回はその「釣り方」が最初はまったくわからなかった。でも、初日のお昼頃、「ひょっとこれ、正解?」と分かったんですよ。

……フム、とおっしゃるのは?

川口 結論からいうと、見える魚をノーシンカーで釣る、という釣り方なんですけどね。

……それだけ聞くと普通に思えますが。

川口 それが普通じゃないんだよね。最上流やインレットの奥には見えバスがたくさんいましてね、みんな狙っていたんですが全然喰わない。私ももちろん狙いましたよ。でも喰わない。そうかといって、他に行っても釣れない。結局「あの見えバスを釣るしかない」と再び行ってみれば、選手がほとんどいなくなっていたんですよ。みんな釣れなかったんでしょうね。そこであれこれやっているうちに……釣れたんですよ。「これか!」と思いましたね。

 

……それがノーシンカーというわけですね。

川口 簡単にいえばそうなんですけど、ただノーシンカーを投げれば釣れるというもんではない。だったらみんなとっくに釣っていますよ。キモはある程度水深があること。30cmぐらいの水深にいる魚はまったく喰いません。1.5mから2mぐらいの水深にいる魚が狙い目です。

……フム、それをどうやって釣るわけですか?

川口 岬の先端や立木などの周囲を泳いでいる魚が止まった時、例えば風が吹いたタイミングで止まったりするんですが、それを遠くから発見したら、ルアーを魚の2mぐらい先に投げるんです。ロングキャストして魚が向いている方向にね。そして魚の目の前で見せながらナチュラルフォールさせる。するとヤル気のある魚は寄って来る。そこで引いたらダメです。あくまでもフォールで喰わせる。だから水深が必要なんです。魚の顔の前でワームを落とすことが出来れば、パクッと来ます。そういう釣り方です。初日のお昼頃、そのバターンに気づいて、結局三日間それです。

 

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4インチワームを遠投して見えバスに口を使わせた川口選手。スカイボルトが牙をむいた試合だった(PHOTO:JBNBC)

 

……なるほど、で、使われたワームのサイズは?

川口 4インチです。それをロングキャストしなければならなかったわけですから、ロッドのポテンシャルがキモでした。

……ということは?

川口 はい。STZ 651LFS スカイボルトです。これがなかったら出来ない釣りでした。並みのロッドだったら4インチワームをロングキャストできませんからね。その点、スカイボルトは軟らかめのベリーが軽いワームのウェイトも十分に乗せて運んでくれる。前に押し出してくれるんですよ。さすが「ノーシンカー・スペシャリティー」ですよ。それだけではありません。バットがしっかりしているから確実にフッキングもできる。要するに振り調子と掛け調子を兼備しているんです。いやー、スカイボルトのおかげですよ。シングルフィニッシュは。

あっ、それとSTEEZ フロロのType-Finesse 3lbもよかったですね。もちろん、イグジスト2505FHもいい仕事してくれました。ですからタックルの総合力がモノをいった結果だといえます。

……なるほど、素晴らしい。これからもご活躍を期待しております。

 

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そうです。川口選手は「やればできる子」なんです(PHOTO:JBNBC)

 

というわけでいきなりDAIWAのタックルが猛威を奮った日本のトーナメントシーン、これからも様々な舞台で様々なアイテムが暴れてくれることでしょう。期待して見守りたいと思います。

 

特集2

三村和弘の関西便り

ハイドロハンド、釣れまっせー

 

皆さんこんにちは。三村和弘です。

 

関西ビッグレイクは今年も健在です。

春本番の今、ブリブリのバスで一杯です。

 

とくにバカイチ三村のおすすめはライトリグです。

沖で止まっているメスが狙いで、より繊細なんですがそこはビッグレイク、

パワーあるタックルが必要なんです。

このブリブリのバスをダウンショットで狙うんですわ。

 

ロッドはスティーズ・スカイボルト

パワーがあるええロッドで信頼性も抜群です。

 

そして、スピニングリールはドラグが命です。

ええバスが来てもラインブレイクなんて最悪ですもんね。

そのミスをなくすためにもバカイチはイグジスト2505F‐Hを使用しています。

スピニングでもハイギアを最近は好んでますわ。

回収早いし、キャスト回数も増えてる思うわ。

 

そして、ライン。フィネスブレイブ5ポンド。フロロラインやけど柔らかすぎず固すぎずでちょうどええ。

 

で、皆さんが気になるんがワームちゃいます?

 

これもお気に入りですわ。ハイドロハンド4インチ。

なんでやろね?よー釣れるんですわ。理由はワタクシにはわかりませんわ。

 

そして、フック、バザーズワームフックSS FN2。

このサクサスフック、刺さり抜群!

 

シンカーにもこだわりいっぱいです。

ウィードにかかりすぎればバザーズワームシンカーTGスリム1/16オンス。

そして、わざとウィードに掛けたければフックタイプを使用してます。

 

まぁこの魚見てもうたらその良さは伝わってますよね。

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いまの関西ビッグレイクではダウンショットがいい感じやね

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ワームはハイドロハンド。よー釣れマッセ。理由は? わかりません

 

特集3

やぐっちゃんの

Fish this moment 2016

土浦旧港、釣れますよ。キッパリ

 

皆さんこんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです!

霞ヶ浦はすっかり春めいて来てあちこちでスポーニングが始まっています。

そんな霞ヶ浦ですが、とくに最近釣れるのが土浦旧港です。一年中有効なスポットでもあります。

アングラーも多いのですがバスのストック量も多いので高確率でバスに出会えます!

リグはネコストレート5インチで自分はとにかくズル引きです!

そしてストラクチャーに引っかかったら止めて、またズル引きの繰り返しです。

ネコストレートの良さはカラーバリエーションが豊富なので貴方の好みのカラーがきっとあると思いますよ♪

土浦旧港はブレイクやストラクチャーがわかりやすいので非常に釣りやすいです。

また足場が高くなっていますのでライフジャケットの着用を強くオススメ致します。

この日は夕方だけの釣りでしたがスーツ姿でサクッと釣らせていただきました♪

タックルデータ
ロッド  ブラックレーベルプラス  661MLFB
リール  アルファスSV 105SHL
ライン  デフバスフロロ12ポンド
ルアー  ネコストレート5インチ ウォーターメロンレッドフレーク

 

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スーツでもサクッと釣れる。土浦旧港はそんなところです。お守り付のライフジャケットがオシャレじゃないでしょうか

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テクはネコストレートのズル引き。霞ケ浦のオカッパリではMAX定番のネタです