Ultimate 2月24日号

特集 

Big Frog for Big Bass 

元B.A.S.S.エリートプロ・宮崎友輔も絶賛!!

STEEZブルフロッグ

 横浜、大阪のフィッシングショーも終わり、徐々にシーズンインの雰囲気が充満しつつある今日この頃、アメリカではすでにメジャートーナメントが始まり、世界中から熱い視線を集めています。DAIWAチームからもMLFB.A.S.S.に数多くの選手が参加しています。

 テキサス在住の宮崎友輔プロもその一人。バスマスタークラシックに出場した数少ない日本人の一人である同プロは、数年前に体調不調に陥ったものの、いまではすっかり回復。今年は北大祐プロ、小池貴幸プロらとともにB.A.S.S.のオープンに参加します。

thumbnail_2023.2.24.1.jpg

オクラホマ州グランドレイクでのバスマスタークラシックに出場した時の宮崎プロ

thumbnail_2023.2.24.2.jpg

大森貴洋プロ、イッシュ・モンロープロも出場しました

 

 宮崎プロと言えばすぐに連想されるのがフロッグゲーム。フロッグの釣りに関するノウハウはもちろん、ルアーそのものに関する造詣も格段に深いものがあります。

 すでに発売されている「STEEZフロッグ」は氏が監修した作品であり、「フロッグの基本にして最終形」と評価されるほどの存在となっています。

 そんな宮崎プロが監修して今季発売されるのが「STEEZブルフロッグ」。横浜、大阪のフィッシングショーで展示され「さすがアメリカで戦ってきたプロの発想!」とそのビッグサイズに圧倒されたアングラーも多かったようです。

 ですが「STEEZブルフロッグ」はサイズで意表を衝くだけのルアーではありません。飛距離、水押しの強さ、キレのいいアクション、誰でも簡単に操作できる使いやすさ、派手なアピール力など、ビッグバスに効果的なルアーとしての機能が十分に備わっているのです。

thumbnail_2023.2.24.3.jpg

STEEZフロッグとのサイズの違いがよくわかる。STEEZブルフロッグはデカバスに強い"明白な根拠"を持っています

 

 というわけで今回はその「STEEZブルフロッグ」について、宮崎プロに思いっきり語っていただきました。 

  • Big Frog for Big Bass 

 以下は宮崎プロによる「STEEZブルフロッグ」の解説です。

「この『STEEZブルフロッグ』は4年ほど前にはほぼ完成していたんですが、コロナ等の影響もあり、発売が延びてしまいました。それがいよいよ発売されるということで、今シーズンのフロッグゲームがより面白いものになると期待しています。

 そもそも日本という国のフィールドにはフローティングマットが多い。琵琶湖でも霞ヶ浦あたりの流入河川でもそれは言えます。フロッグゲームには実にオイシイ場所です。そういうスポットでは『STEEZフロッグ』などがいい動きをするのでとても効果的なんですが、マットが分厚くなってくると、水押しがすこし足りない。マットの際へバスを誘い出すことはできても、奥深くにいるバスにはアピールが届かないんです。

 そうなると、ルアーの大きさや重さが大切になってくるわけです。日本でもそういうシチュエーションはとても多いですね。 

2023.2.24.4.jpg

フローティングマットが多い日本のフィールドではフロッグの出番が多く、とくにデカバスにはビッグフロッグが効く、と宮崎プロ

 

 基本的にトップウォータールアーって、シルエットで食わせるわけですよね。そうなると普通のルアーよりも大きい方がバイトチャンスは増えるんです。そして大きなバスが釣れる。

 要するにマッチ・ザ・ベイトなんです。『STEEZブルフロッグ』はウシガエルをベイトとしてイメージしているんです。たとえば56月にテナガエビが出てくるフィールドでは『ポッパーフロッグJr.』なんかがいい。テナガのサイズや、テナガがバスに捕食されるときの音にマッチするから、誰もが使えて釣れる定番になっていますよね。で、実際にテナガを食っているバスが釣れる。

 それと同じで、ウシガエルは日本中至るところに生息していますから、大きなバスはそれを狙っている。元気でデカいバスはそうした栄養価の高いベイトを追うものなんです。だから『STEEZブルフロッグ』のようなビッグサイズのルアーが効果的になってきます。

 サイズがデカければ水押が強いし飛距離も出る。これらもビッグバスが釣れる要素ですね。考えてみればビッグベイトでビッグバスがあんなに釣れているんですから、ビッグフロッグを使わない理由はないですよ」

 

thumbnail_2023.2.24.5.jpg

ビッグベイトを多用するアングラーにとって、ビッグフロッグをリグることに抵抗はないはず。それがデカバスを釣る秘訣だと知っているからです(宮崎プロ) 

 

  • 巻きのトルクがあるギア比のリールが必要 

「根掛かりが少ないのもフロッグのいいところです。そして『STEEZブルフロッグ』は誰でもアクションがつけやすいという特徴を持っています。オカッパリからボートまで、いい魚に巡り合えるルアーだと思いますよ。

 開発に際しては細かな点にも注意しました。重量があるためフロントのアイが抜けやすかったので、線径を太くするほか、接着の方法も含めて改善しました。

 アシストフックを付けたのも、フッキング率向上に貢献してくれます。付けない方が動きはいいんですが、ミスフッキングが連発する時は付けた方がいいでしょう。

 タックル的にはPE5060lb.を使えるロッド、僕はリベリオン73MH、または73Hを使っています。リールはスティーズAを使っていますが、7.1:1ぐらいのギア比がいいですね。なぜなら、フロッグゲームは掛けた瞬間の数巻でトルクが必要になってくるからです。その際、エクストラハイギアだと巻きのトルクが少ないのでマットカバーからバスが出てこないんですよね。そして乗らないことも多い。だから"ちょっと速いくらいのギア比"がオススメです。

 というわけで『STEEZブルフロッグ』は、日本でもカエルが出てくる5月頃から秋までかなり活躍するルアーです。悪天候にも強いビッグボディを持っていますので大いに期待できます」

2023.2.24.6.jpg

掛けた瞬間に早く、しかもしっかり巻けるリールを使えば、こんなバスも逃がすことはありません(宮崎プロ) 

 

  • 「B.A.S.S.オープンでベストを尽くす」 

 ところで宮崎プロは今シーズン、B.A.S.S.のオープンに全戦出場します。

「すでに試合を待つばかりです。実は数年前にエリートが終わった時、少しゆっくりしたかったんですが、試合に出ていないとルアーのことだったり、魚探だったり、アップ・トゥ・デートな感覚が失われます。そこで今年はもう一度トーナメントというものを見直して頑張ります。すでにベテランと言われている私ですが、やれる限りの努力をします。タックルもボートも、素晴らしいものを使わせてもらっていますからね」

 というわけで宮崎プロの解説は相変わらず説得力抜群でした。皆さんも今年は「STEEZブルフロッグ」でビッグバスに挑戦してみてはいかがでしょうか。